絶滅危惧2類 シュロソウ科オゼソウ属 分布 北海道・谷川岳・至仏山 花期 7月 特徴 亜高山帯から高山帯の蛇紋岩の湿った草地に生える多年草。高さ10〜15センチ。根生葉は外側の数個は鞘状で短く、褐色。内側の数個は線状で長さ10〜30センチ。ふちに微歯がありざらつく。花茎は高さ10〜15センチ。花は20〜40個、斜め上向きに咲く。内花披片は外花披片より大きい。花柱は3個。長さ0,5ミリ、半曲する。北海道の手塩山系に自生するオゼソウはテシオソウと長らく区別されていたけれど、近年同一種であることがわかった。 撮影手記 至仏山の蛇紋岩地に咲いている。このオゼソウと、クモイイカリソウ・ジョウシュウアズマギク・ジョウエツキバナノコマノツメを第一目的として、05年に登るが花期の全盛期にはやや遅めだった。ブヨの大群に苦しめられた。13年にタカネトウウチソウを目的に至仏山に登る。オゼソウの花はもう終わっていると思っていたけれど、小至仏山から下山の途中の湿原にて見つけた。その年の雪解けが遅かったからだろうか。 左 2005年7月24日 至仏山 キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ |