ウスギムヨウラン

 
     
 
2023年5月28日 静岡県浜松市 キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ  オリンパスTG−6
撮影手記

ラン科ムヨウラン属

分布 本州静岡以西・四国・九州

花期 6月

特徴

常緑広葉樹林の林床に生える、高さ10〜30センチの腐生ラン。花茎は最初黄褐色のち黒色。花は半開し、唇弁は白色で内側に赤紫色の毛が生える。

88年<Mさんと静岡県磐田市へ。ウスギムヨウランを撮影。85年に訪ねたときは、花はすでに終わっていただけに、そのリベンジ。ムヨウランの仲間では、一番地味な花だと思う。ムヨウランの自生地はいずれもヤブ蚊が多い。
23年、ウスキムヨウランを35年ぶり撮影することができた。前年、ヒメノヤガラ撮影後にウスキムヨウラン自生地に行ったけれど、すでにミイラ?化、枯れていた。満を期して開花に合わせて自生地へ。高い交通費と長い愛車の走行時間とやぶ蚊の襲来にめげず、撮影することができた。
35年前地味な花のランと思っていたけれど、クローズアップしてみると唇弁に紅色ガ映えているし、フリルが可愛い。普段は見た目が地味で普通顔にして、うるさい男からの目から逃れ、本命には愛嬌をふるまっている。うるさい男を人間・本命は花粉を運ぶ昆虫に例えると、こんな感じかな。
   
 1988年6月5日  磐田市 キャノンF−1 FD100ミリマクロ

トップヘ  ラン科へ