トラキチラン

     
     
2020年8月30日  八ヶ岳  キャノンEOS6DU タムロン90ミリマクロ  オリンパスTG−6
     
     
2021年8月29日  八ヶ岳  キャノンEOS6DU EF100ミリマクロ  オリンパスTG−6
     
 2023年8月20日 富士山 キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ   オリンパスTG−6
     
 2024年8月25日 富士山 キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ   オリンパスTG−7
 危惧種1B類

ラン科トラキチラン属

分布 北海道・福島・栃木・埼玉・山梨・長野県

花期 8〜9月

特徴

亜高山帯の針葉樹林帯に希に生える、高さ15〜25センチの腐生ラン。唇弁が上側についている。花は直径約2センチ、萼片と花弁は淡黄褐色色で下向きに咲く。唇弁は3裂する。側裂片は淡黄褐色で蕊柱の両側に壁状に直立する。中裂片は赤褐色の粒状突起が多数あり目立つ。唇弁の基部は長さ1センチの距になっている。名前は発見者の神谷虎吉氏より。

撮影手記

トラキチラン・・・阪神タイガースファンが喜びそうな名前である。

トラキチランは長い間幻のランとされていて、私自身簡単に見ることはできない、と思っていた。84年、Mさんが山梨県において執念で見つけた。そのとき同じくトラキチランを探していたKさんと知り合い、以後、私たちと花追い仲間に。翌週、Mさんの案内でTさんと撮影に。雨の中の撮影でカメラは壊れるし、できあがりもいまひとつ。

86年、Tさん・Kさんと静岡県側の富士山へ。地元の人に案内していただきトラキチランを撮影できた。同じ年、Yさん・Fさんと山梨県へアオキランを撮影に行く。そのとき、二年前の再チャレンジとして、トラキチランの自生地にも足を伸ばして撮影をした。

20年、八ヶ岳のある場所へ。34年ぶりにトラキチランと再会することができた。翌年友人と再び訪ねトラキチランに出会えた喜びを分かち合えた。

22年、北岳では36年ぶりの対面。アオキランを撮影に行ったとき、前回とは異なる場所で、しかもアオキラン生えてる場所にトラキチランがあるとは思わなかったのでうれしかった。

23年、37年ぶりに富士山で撮影。
     
1984年9月9日  北岳
キャノンF−1 FD100ミリマクロ
 1986年8月19日  富士山 
キャノンF−1 FD100ミリマクロ
 1986年8月19日  富士山 
キャノンF−1 FD100ミリマクロ
1986年9月21日  北岳 キャノンF−1 FD100ミリマクロ
   
2022年9月4日 北岳  キャノンEOS6DU EF100ミリマクロ  オリンパスTG−6
 

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