1985年5月26日 山梨県 キャノンF−1 FD100ミリマクロ |
2021年5月9日 高尾山 オリンパスTG−6 |
希種 ラン科クモキリソウ属 分布 北海道・本州・四国・九州 花期 4〜6月 特徴 花を鈴虫に見立てもの。セイタカススムシソウによく似ているが、葉面に網状脈が浮き出す。花茎の高さ10〜20センチ、淡暗紫色の花を10個ほどつける。側弁花は線形。唇弁は長さ1.7センチ。 撮影手記 85年Mさんと山梨県のある山へ登る。幸いなことに、歩き始めてすぐに見つけることができた。昔は、リンリンと沢山咲いていたのだろう。翌年再びTさん・Mさんと訪ね撮影。絞りすぎて撮影したため作品にはいまひとつ。その後、ここの自生地は盗掘されなくなってしまった。 94年、高尾山にも自生していることをAさんから聞き、自生地をおしえてもらった。しかし、消滅していた。時がたち、新たな所に咲いていると知ったのが06年。自生地が判明したのが15年。そのときは小株だったので開花せず。16年訪ねたときは盗掘。17年、そこに発芽したとの情報。18年、開花したと聞いたが踏まれてしまったと。やっと19年に念願かなって撮影することができた。その後、毎年咲いているが、この地はやや有名になりすぎ、開花期には、多くの人が訪ねるので、やや私は興ざめしている。人が多く来るので盗掘から守られているのかもしれないが。 ただ、高尾山のスズムシソウは、本来の自生地は疑問を持つ。誰かが植えた可能性も捨て切れていない。 17年、友人から山梨県スズムシソウの自生地を教えていただき、翌年、大小の二株のスズムシソウを撮影できた。21年、山梨県の新たな場所に数多くのスズムシソウが咲いることがわかり撮影することができた。22・23年にも撮影でき、この地にはかなり広範囲に自生していることが分かった。いつまでも盗掘されず咲いていて欲しい。 |
2020年5月17日 高尾山 キャノンEOS70D EF50ミリマクロ |
2021年5月2日 高尾山 キャノンEOS6DU EF50ミリマクロ |
2021年5月9日 高尾山 キャノンEOS6DU EF50ミリマクロ |