ラン科セッコク属 分布 岩手県・新潟県より南 花期 5〜6月 特徴 樹上や岩上に多数の根を出し着生する多年草。茎は束生し、高さ10〜30センチ。多数の節があり、節間に縦筋がある。葉は互生し、披針形で長さ約5センチ、質は厚く、茎に2〜3年ついている。葉の落ちた節から細い花茎を出し、白色から淡紅色の花を1〜2個つける。萼片3個、側弁花2個はほぼ同長で長さ約2,5センチ。唇弁はやや短く卵状楕円形で先はとがる。 |
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撮影手記 目の前に咲く自生するセッコクを見たくて、地元のIsさん・Kiさんに案内して頂き、撮影することができた。しかも手の届くような距離で。もちろん撮影場所は絶対の秘密。 セッコクは古くから長生ランとして園芸名があってマニアの盗掘が絶えなく、かろうじて大木の上に自生するのが、生き残っている。それでさえ、木ごとチェーンソーンで切り倒してセッコクを盗み取っていくという。 セッコクをどうしても見たい人は5月中旬から下旬に高尾山を歩くと良い。一号路・六号路の巨木な杉に着生するセッコクが見ることができる。撮影するには、望遠レンズは必需。なお、ケーブルカーの駅には植生したセッコクを見ることができる。 |
1989年6月4日 千葉県 キャノンF−1 FD100ミリマクロ |
1995年6月5日 高尾山 キャノンF−1 トキナー400ミリ |
2018年5月20日 高尾山 キャノンEOS70D EF74〜300ズーム |
撮影手記 2 望遠レンズ 高尾山・一号路・六号路 巨木のかなり上に着生しているセッコク。撮影しようと、400ミリ望遠レンズに、ときにはテレコンまでつけて撮影したが、ほとんどピンボケ。あるいは晴れている日はコントラストがはげしく、ろくな写真にはならなかった。95年曇っている日にトキナー400ミリ望遠レンズで撮影出来たのが唯一フィルムカメラ時代の作品。 デジカメが主力になり、さらにAPSサイズの一眼レフの特性を生かし、18年ズーム望遠・相当480ミリ相当にて一号路の巨木に着生するセッコクを。20年には、ケーブル駅近くに植生しているセッコクを撮影し、満足を得られた。 このとき、前年に購入したニコン・クールピクスB600で一号路のセッコクを撮影。その性能に驚く。 21年 六号路にて三脚をたてニコン・クールピクスB600 にて撮影。正直デジカメの背面のプレビューでは撮影していて、ピントがあうかどうかわからず、とにかく数打てば当たると思い、シャッターを切った。最高で1440ミリ相当の望遠。一眼レフでは、考えられないくらいだ。 自宅に帰ってから見てみて、びっくり。ピントもほぼ合っているし、画学的にも問題なし。恐ろし、最新のコンデジ。 右 2020年5月24日 高尾山 ニコン・クールピクスB600 |
2023年5月14日 高尾山 キャノンEOSR7 RF18〜150ミリズーム |
2023年5月28日 静岡県周智郡 キャノンEOSR7 RF18〜150ミリズーム |
2024年5月26日 高尾山 キャノンSX70HP |