オオミヤマウズラ(ガクナン)

希種

ラン科シュスラン属

分布  本州・四国・九州

花期 10月

特徴

ミヤマウズラとシュスランの自然交配種の説がある。別名のガクナンは静岡県の岳南地方での発見が名前の由来。2008年オオミヤマウズラと命名。全体に大型、葉は白斑の入らないことが多く、花は大きくて平開せず、互いにややはなれてつき、花期もミヤマウズラの半月以上遅い。

撮影手記

95年、高尾山の野生ラン探しの名人のAさんから正体不明のランを見つけたと聞き、Uさん共に案内していただいた。花は、ミヤマウズラに似るが、この山ではこの時期には咲かない。背も高い。Aさんが専門の大学へ鑑定に出したところ、ガクナン(当時の名前)と鑑定された。高尾山で見たここの自生地は、当時数株自生していたけれど絶えてしまい、今はない。
19年、友人から新たな自生地を聞いた。その年と翌年は花茎は伸びたが立ち枯れし、21年やっと26年ぶりに再会することができた。
  1995年10月1日  高尾山 キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
     
 2021年9月17・20日 高尾山  オリンパスTG−6  キャノンEOS6DU EF100ミリマクロ
トップヘ  ラン科へ