絶滅危惧2類 ラン科エビネ属 分布 秋田県以北・伊豆諸島・四国 九州 花期 7〜8月 特徴 湿り気のある林内に生える、高さ20〜40センチの多年草。葉は3〜5個束生し、狭長楕円形で長さ10〜30センチ、幅3〜6センチ。表面は光沢がなく、白みを帯びた緑色で、縦ジワが多い。花は葉の基部から20〜40センチの花茎をだし、淡紫色の花をやや疎らな総状に、10〜20個つける。唇弁は心状広卵形3裂し、隆起線はない。側花弁は線形で唇弁より紫色が淡い。偽球茎は球形 左 1993年8月23日 千葉県 キャノンF−1 FD100ミリマクロ |
撮影手記 83年、千葉県のある山へTさん・Mさんとナツエビネを撮影に行く。当時は私の撮影技術は未熟で暗い場所での撮影はうまく対応できなかった。 93年、Tさんとカシノキランを撮影した帰り、沢の道に咲いていたナツエビネを発見。ヤマヒルにおびえながら撮影した。そして、しばらくはこのナツエビネが唯一の作品になっていた。 18年、もしかしたらナツエビネがあるのでは・・とはずれ覚悟で千葉のある山へ行く。そこは、まさにナツエビネの天国のような山。被写体に迷うほどだ。いつまでも盗掘されず咲いていて欲しい。ここでは、白花も見ることができた。 左 2019年8月18日 千葉県 オリンパスTG−4 |