1992年6月14日 千葉県 キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ |
1983年8月22日 千葉県 キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ |
危惧種1A類 ラン科ムカゴサイシン属 自生地 関東・静岡・九州・沖縄 花期 6月 特徴 和名は、地下の球茎をむかごに、葉をカンアオイの仲間のサイシンを例えたもの。広葉樹林の林床に生える、高さ10センチcm程の多年草。地下に小さな球(球茎)があり、そこから花茎を出す。全体が淡褐色で、花は唇弁が白色で紫色の斑点がある。花が終わってから5角形の葉を出す。 撮影手記 83年、ヒルの大群に襲わられながらのムカゴサイシンの葉を撮影。長靴に塩を入れたストッキングを巻いているが、防衛の手前はヤマヒルが動くミートスバゲッテイのようにわいている。鎌首もたげ、スキを見れば血を吸うぞと好戦的だ。ふと視線を感じて、目を上げるとシカの親子が「おまえ、何をしているんだい」と言うような顔をしていた。 花期と葉の時期が異なり、92年、花を再びヤマヒルにおびえながら撮影をした。低い位置に三脚を構え身を添えると目の前にヤマヒルがあちらこちらから数多く寄ってきた。まるで獲物を狙うように。そんなわけでろくな撮影は出来ず、再撮影狙っていたけれどヤマヒルのトラウマが・・ 22年、ヤマヒルに全く気にすることなく撮影出来る自生地を教えていただく。当日は八ヶ岳のホテイラン撮影に行ったが、トンボ帰りで都内へ戻り撮影することが出来た。ヤマヒルの変わりにヤブ蚊に襲われたがヒルと比べればかわいいもんだ。8月には葉を撮影に行った。 |