危惧種1A類 ラン科ミスズラン属 分布 長野県 花期 7〜8月 特徴 亜高山帯の針葉樹林の林縁に希に生える、高さ10センチ前後の多年草。葉は普通一個で細長い楕円形。花は淡緑色でまばらにつく。 撮影手記 超希な野生ラン。95年、Tさんと探しに行く。とっても小さく、周りの景色に同化してしまうので、見つけるのが難しいと覚悟していた。が、何気なく林道脇を注意していたならば、なんとミスズランが咲いていた。先を歩くTさんに確認してもらい、以外にも早く見つけることができた。不思議なことに、林内にはなく、縁のみに咲いていた。このあと、教えていただいた場所では見つけられず、林道脇の一株だけだった。 23年、花友のEさんの案内で富士山の樹林帯に咲くミスズラン・コハクランの自生地へカヤラーさんともに行く。道中降り続いた雨がやみ、目を皿のようにして苔むした林床を探す。最初はなかなか見つからなかったけれど、一度見つけると、目が慣れたのか数株見つけることができた。まさに28年ぶりの再会だ。ただ新鮮な花が少なかったので次回の再訪を心の中で誓った。 翌年、念願のミスズランの花のアツプ撮影することができた。 |