カシノキラン

     
     
絶滅危惧2類

ラン科カシノキラン属

分布  房総半島以西〜沖縄

特徴

 常緑広葉樹林の樹幹に着生する、茎の長さ5〜15センチの多年草。茎は短く先端は斜上し、細い気根が多数出て樹幹に着生している。 葉は2列に互生し、倒被針形で長さ3〜6cm、幅0.6〜1.5cm。革質で厚く光沢があり、基部は鞘となって茎を。花は4〜10個が総状花序に腋生し、5弁花は淡黄色で平開、萼片と側花弁は長さ約4mm、唇弁は内側に暗紅紫褐色の班紋がある。

撮影手記

ヒルの巣窟?のような所の樹木にカシノキランが着生していた。まるで、ヒルに守られているように。覚悟を決めて、撮影に入る。たちまちヒルの大群におそわれる。長靴に粗塩つめこんだストッキングを巻いて結んだ。ヒルはそこから上に進めない。が、たちまちヒルの群れが長靴の土手にクネクネと群がる。動くマカロニのようだ。気持ち悪いことこの上ない。さらに、三脚をつたわって進入するヒルがいる。撮影よりヒルとの格闘であった。
24年、Kiさんに案内していただき31年ぶりに撮影することができた。うれしいことにヒルを全く気にすることなく、目の高さで撮影することができた。
   
1990年8月12日  千葉県  キャノンF−1 FD100ミリマクロ
1993年8月22日  千葉県 キャノンF−1 FD100ミリマクロ
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