絶滅危惧2類 ラン科キヌラン属 分布 伊豆諸島・東京都・神奈川県 四国・九州・沖縄 花期 9〜10月 特徴 常緑樹林帯の林床に生える約20センチの多年草。葉は濃緑色でビロード状の光沢があり、ふちは波打つ。花は横向き、少し傾いて咲く。側弁は広がり、唇弁は丸まり色は黄色を帯びた白色。 左 1995年10月10日 高尾山 キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ |
撮影手記 95年、高尾山の植物にくわしいUさん、Aさんが高尾山でカゲロウランを発見した。伊豆諸島以外の東京都で見つけるなんて、まさに貴重なる大発見だ。撮影に行くと「高尾山 花と木の図鑑」著者ののHさんと偶然撮影地で一緒になり、話ができる幸運に恵まれた。その後、この株は自然消滅してしまい、以後高尾山では見ていない。 08年房総のある山にて撮影。この山はまさに野生ラン宝庫の山であり、ハチジョウシュスランやシュスラン、マヤランなどが見ることができる。 18年、Kiさんから教えていただいた神奈川県のある場所で撮影。数は多くなかったが、点々と生えていた。コクランの葉も多く見ることが、花の咲く頃に訪ねたいと思った。22年再び尋ね撮影した。花をアップしてみると、花弁の下唇がおちょぼ口のようでかわいい。 23年、三浦半島の別の場所でもカゲロウランを撮影することができた。 |