危惧種1B類 ラン科アツモリソウ属 分布 北海道南部・本州中央部まで 花期 6月 特徴 クマガイソウに対して、平敦盛の母衣に例えている。山地の草原に生える高さ20〜40センチの多年草。葉は互生し、長楕円形で長さ8〜20センチ、幅5〜8センチ。茎頂に淡紅色の袋状の唇弁約5センチ。 |
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撮影手記 84年TさんMさんと奥秩父の山にアツモリソウを撮影に行ったときのこと。天秤棒を担いだ盗掘集団に会い、いやな思いをした。 山梨県のある山では、アツモリソウや貴重な植物を保護している。私もボランテァに参加して、帰化植物などを除去したり、シカの食害をふせぐ柵つくりをした。 80年代に大規模な盗掘により一夜にしてアツモリソウを根こそぎ盗られたことがあった。が、近年は少しずつ回復しており、いつの日か、アツモリソウの大群落が見られるようになることを祈る。 |