クジュウツリスゲ

   
2023年4月27日 東京都府中市  キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ  オリンパスTG-6
準絶滅危惧種

カヤツリグサ科スゲ属

分布 岩手県・宮城県・埼玉県・東京都・栃木県・群馬県・九州北部

花期 5~6月

特徴

匐枝をのばし、まだらに生える。基部の鞙は葉身がなく、長く伸び赤紫色。葉は柔らかく粉緑色。幅3~5ミリ。ざらつく。頂小穂は雄性、赤紫色で長さ1~2cm、長い柄がある。側小穂は雌性、長さ1~1.5センチ、疎らに4~8個の果胞をつけ、長い柄があって垂れ下がる。苞は葉状で長い鞘がある。雌鱗片は一部赤褐色を帯び鋭頭、果胞より少し短い。果胞は広倒卵形、長さ約6ミリ。脈があり無毛、嘴は長く、口部は斜めに切れる。柱頭は3岐。


撮影手記

府中市のある公園で、何年ぶりにTさんと合う。元気そうでなによりだ。その彼からクジュウツリスゲを教えていただいた。正直私はカヤツリグサ科は苦手。あまり意識していなかった。かなり珍しく、これだけを撮りにここに来たことがあると。帰宅後、本棚の肥しになっていた図鑑「日本のスゲ」が初めて役にたった。

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