カンエンガヤツリ

絶滅危惧2類

カヤツリグサ科カヤツリグサ属

分布 山形、茨城、栃木、埼玉、千葉、東京、神奈川

花期 7〜8月

特徴

東南アジアに広く分布しており、鳥によって運ばれた帰化植物ではないかとも言われている。和名は江戸時代の本草学者、岩崎灌園の名前にちなんだもの。池や沼、川岸などに生える高さ0.8〜1.2メートルの多年草。葉と茎は同じくらいの長さがあり、幅0.8〜1.5メートル茎の先端に葉と同型の苞が4〜5個あり、その間から5〜10個の枝を出す。枝はさらに散形状に枝分かれし、先端に長さ2〜4センチ。幅1〜1.5センチの花穂が1〜5個つく。黄緑色〜黄褐色の小穂が開出してつく。小穂の長さ0.5〜1センチあり、10〜20個の小花が2列に並んでつく。鱗片は長さ2ミリの球形。柱頭は3個。果実は扁平な楕円形。

撮影手記

案内していた渡良瀬遊水地の野草を長年観察しておられる0さんのお話では、「渡良瀬遊水地では土木工事で土が掘られた場所に多数出現するが、1年草なので多年草との競争には次第に負けて消えていく」と。 東南アジアに広く分布しており、鳥によって運ばれた帰化植物ではないかとも言われている。

左 2003年8月24日 渡良瀬遊水地
キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ

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