危惧種1B類 カヤツリグサ科スゲ属 分布 北海道・関東 花期 5〜7月 特徴 「上攝宦v果穂の様子が高尚だとしてつけられた。川岸や池沼などの水湿地にややまれに生える高さ40〜70センチの多年草。幅4〜6ミリの線形で厚くて堅い。根もとの葉は葉身がなく、濃紫褐色の葉鞘だけになる。小穂はなく、茎の上部に4〜6個の密集してつく。頂小穂は雄性で長さ1,5〜3センチの線形。側小穂は雌性で長さ1.5〜3センチ、幅1,5〜1.8センチの長卵形。果胞は鱗片より長く、長さ7〜9ミリのややふくれた披針形で上部は長いくちばし状になって深く2裂し、裂片はそり返る。成熟すると果胞は下向きにそり返る。柱頭は3個。 撮影手記 湿地に生える希なる花。案内していただいたOさんの指摘がなければ取り損なっていたかもしれない。低層湿地は開発により、次々と姿を消していき、本来そこに当たり前のように生えていた野草も次々と姿を消しつつある。カヤツリグサの仲間はこれまで、撮影していかなかったけれど、これを機会に見直し観察して行こうと思う。 左 2003年5月18日 茂林寺湿原 キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ |