タデ科イブキトラノオ属 分布 本州・四国・九州 花期 4〜6月 特徴 和名は、白花を雪に、花補を筆にたとえ、花補が九輪塔のように段もつくことから。山地に生える、高さ15〜35センチの多年草。花茎は直立し、開花初期は高さ5〜10センチと低い。根出葉は卵状心形で、長さ5〜10センチ、幅3〜9センチ。先は尖り、無毛で、長い柄がある。茎葉は下部のものは卵形で短い柄があるが、上部のものは卵状心形で、果時には茎を抱く。花は茎頂および葉腋に短い穂状花序となって密につき、長さ1〜3センチ、径7〜10ミリ。花弁はなく、花冠状の萼は白色で長さ2.5〜3.3ミリ、5裂する 撮影手記 クリンユキフデは過去三つ峠などで撮影していたけれど、納得いく作品出来ないままになっていた。18年、新緑の甲斐駒ヶ岳麓の渓谷を歩く。深い森の中、クリンユキフデが咲いていた。腰を添えてじっくり撮影した。接写してみると、まさに和名の九輪雪筆のイメージにぴったりだ。 |