ヒメスミレサイシン

   
 1986年5月25日 南アルプス
キャノンF−1 FD100ミリマクロ
 1995年5月7日 三ツ峠山
キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
スミレ科スミレ属スミレサイシン類

分布 長野県・山梨県・神奈川県

花期 5〜6月

特徴

 フォッサ・マグマ要素の代表的な花。亜高山帯の針葉樹林帯の林縁に生える。草丈4〜8センチ。花柄は細くて柔らかい。葉は花期には十分展開していない。鋸歯も鋭く先が細くとがる。両面とも毛が多い。花は直径1,5センチ前後。唇弁は紫色のすじがある。側弁の基部は無毛。

撮影手記

私が、ヒメスミレサイシンを撮影したときは、サクラソウとセットになっている。
初めて見たのは南アルプス、ホテイランとシナノコザクラを撮影にTさん・Uさん・Kさんと行く。道なき道を登り、目的の花を撮影。ヒメスミレサイシンも咲いていて、Tさんからフォッサ・マグマ要素のスミレで、分布は限られていると教えてくれた。

95年、Uさんと三ツ峠山へスミレ撮影を目的に歩く。このときは、ヒメスミレサイシンの他、ゲンジスミレ・ナカバノタチツボスミレといった珍しいスミレを見ることができた。

17年、コイワザクラを撮影に御坂山系のある山を一人登る。尾根道は鎖場の連続。その鎖場の岩場や登り詰めた岩場に群生していた。
上  2017年5月14日  山梨県鳴沢村 オリンパスTG−4

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