ナデシコ科ハコベ属 分布 本州岩手県以南・四国・九州・沖縄 花期 8~10月 特徴 山地の湿った林内に生える、高さ80~100センチの多年草。茎は直立~斜上し、上部で分枝する。葉は対生し、無毛、ほぼ無柄又は短柄があり、長さ4~12センチ、幅1.5~3センチの長楕円状披針形、先は細く尖り、縁は全縁で波打つ。茎の上部に集散状の円錐花序を出し、小さな白色の花をまばらにつける。花は直径5~7㎜、花弁は5個、花弁の先が2中裂する。萼片は長さ5~ミリ、花弁より明瞭に長く、萼及び花柄には腺毛が密生する。雄しべ5個、花弁より長い。花柱は線形、3個。 撮影手記 高尾山の沢沿いではよく見かける野草。友とゆっくり時間をかけて林道を歩く。コースタイムの二倍以上かけて歩めば、普段見逃していた、いわゆるありきたりの野草にも目が行く。オオヤマハコベもそのひとつ。名前が口に出かかっては進まず、友に指摘され名前を思い出す。私も歳を取ったのか。そう思いたくはないが。 左 2021年9月26日 高尾山 キャノンEOS6DⅡ EF50ミリマクロ |