イラクサ科カラムシ属 分布 本州・四国・九州・沖縄 花期 7~9月 特徴 茎を蒸してはぎ繊維をとることから。別名マオ・クサマオという。この繊維は丈夫なので上質な織物が作られる。人里に近くに高さ1~2メートルの多年草。茎や葉柄に短毛が密生している。葉は対生し10~15センチの広卵形で先はとがり、縁にそって鋸葉がある。表面に毛がない。裏面は白く綿毛が密生している。雌雄同株。雄花は花序の下につく。 撮影手記 イラクサの仲間は、花を超アップで見ると、いずれも個性的で美しい。アオカラムシもそのひとつ。また、全草からは想像できないけれど、越後上布という高級な繊維布で、戦国時代の上杉謙信の領地の重要な産物・アオソとしても有名である。史前帰化植物の節もある。以前は栽培されていたが、今はきらわれもの・やっかいな雑草として知られている。 |