ドクウツギ

     
  2025年5月9日 千葉県  キャノンEOSR7 RF35ミリマクロ
 ドクウツギ科ドクウツギ属 

分布  北海道・本州近畿以東

花期   4~5月

特徴

落葉低木樹。高さ1.2メートル。枝は無毛、葉は対生、単葉で、1本の枝に15~18対つき、羽状複葉のように見える。葉身は卵形、長さ6~8センチ、幅2~3.5センチ。先は次第に尖り、基部は円形、縁は全縁。基部から伸びる3本の脈が目立ち、両面無毛。花は雌雄同株、前年枝の葉腋から総状花序を出し、雄性または雌性の花序をつける。雄花序は長さ2~5cm。萼片は広卵形で、長さ約3.5mm。花弁は、長さ約1cm。雄しべは10個で、離生する。雌花序は長さ6~15cm、薄片は広卵形、長さ約2mm。花弁は楕円形、長さ約1mm、花柱は5個、心皮は5個で離生する。 果実は宿存する萼をつけ、花の後肥大する花弁に包まれ核果状、径約1cm。初め紅色で熟すと黒紫色となる。分果は腎形、長さ約3mm、5本の太い脈条がある

撮影手記

ハマウツボ撮影に、千葉県の海岸へ。砂浜に続く、林・草付きにたくさん、ドクウツギが生え、果実をつけていた。「ドクウツギ 食べるな危険」の立札が立っていた。ドクゼリ・トリカブトと並ぶ三大有毒植物として有名。一見、美味しそうな赤い果実は、食べれば即死につながるそうだ。いつの日か、花を撮影したい。

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