テリハノイバラ

バラ科バラ属

分布 日本各地(北海道以外)

花期 5〜6月

特徴

日当たりの良い山野・河川・海岸に普通に見ることができる野生のバラ。西欧に渡り、今や華やかなバラの園芸品種の種になっていることは、あまり知られてはいない。
 茎は地をはって長くのび、よく枝分かれする。枝は無毛ですべすべしているが、まばらにカギ状の刺がある。葉は奇数羽状複葉で互生する。小葉は2〜4対あり、楕円形または広倒卵形で長さ1〜2センチ。質は堅く、両面とも毛はない。表面は緑色で光沢がある。葉軸には腺毛がある。枝先に芳香のある白い花を数個つける。花は直径3センチほどで、平開する。花弁は5個あり倒卵形で先がへこむ。雄しべは多数。花柱は白い毛があり、合着して花床からつき出っている。

撮影手記

多摩川の土手をのんびり歩いて撮影。みじかな野草を数多く撮影することができた。アップでみるテリハノイバラの高貴な花にびっくり。園芸のバラの親になるだけのことがある。

左 2002年6月16日 福生
キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ
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