ミヤマホツツジ

 1994年8月12日 北岳
キャノンF−1 FD50ミリマクロ
 ツツジ科ホツツジ属

分布 北海道・本州中部以北・大山・蒜山

花期 8〜9月

特徴
高山の日当たりのよい床目に生える 落葉低木。高さ1〜2メートル。葉は互生。枝先に数個つく。葉身は長さ2〜6センチの長卵形。先端は短くとがる。基部はくさび形でしだいに細くなり葉柄に流れる。ふちは全緑で少し波打つ。表面の脈には細毛がまばらにあり、裏面は脈沿いに白い開出毛がある。枝先に長さ5〜10センチの円錐花序を直立して、紅赤色帯びた花を多数つける。花冠は3裂し、裂片は長さ1センチ、幅3ミリのの狭長楕円形で、そり反える。雄しべは6個。雌しべはまっすぐに長く突き出る。萼は長さ約1ミリの椀状で浅く5裂する。花柄は長さ3〜5ミリ。

撮影手記

日本固有種。反り返った雌しべはゾウの鼻のようで、愛嬌がある。94年、高山病で苦しんだ北岳を下山して、中腹まできたところで、吐き気や頭痛が治まり、ほっとして近くに咲いていたミヤマホツツジを撮影した。
22年、月山。ミヤマウスユキソウや八重咲ハクサンイチゲともに尾根道に咲いていた。コロナのため、ここ二年あまり、泊込みの山行行けず、ひさしぶりの高山植物との対面に心踊り、夢中になって撮影に費やしたため頂上に行く時間が無くなってしまった。
   
 2022年7月17日 月山  キャノンEOS6DU EF50ミリマクロ オリンパスTG-6

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