クサギ

     
2018年9月18日 栃木県藤岡市
キャノンEOS 70D EF50ミリマクロ 
2020年11月8日 高尾山
オリンパスTG-6
2021年8月1日 八王子市
オリンパスTG-6
シソ科クサギ属

分布 日本全土

花期 7~9月

特徴

若葉は食用になり、葉の独特の臭いは採取すると、いつのまに消える。染料としても利用されている。
日当たりのよい山野の林縁や沿海地に生える。高さ4〜8メートルの落葉低小木。軟毛がある。枝先や上部の葉腋から集散花序をだし、芳香のある花を多数つける。花冠は5裂し、裂片は平開する。裂片は白色で長さ1.1〜1.センチの広線形。花筒は紅紫色で細く、長さ2〜2.5センチ。雄しべ4個と花柱は花冠から2.5~3.5センチつきでる。萼は紅紫色を帯び、5浅裂する。花のあと萼は濃紅色になり、深裂して星状に開き、中央に果実をのせる。果実は核果。直径6〜7ミリの球形。10〜11月に熟すと光沢のある藍色になる。核は4個で、合着して球形になっている。表面には網目状の隆起した模様がある。

撮影手記

古い図鑑で調べ、念のため最近の情報をネットで調べると、いつのまにか科が異なっていることがある。エンレイソウがいつのまにか、ユリ科からシュロソウ科に変わっていた。またカガイモ科がすべてキョウチクトウ科に変わってもいた。クサギもクマノツヅラ科からシソ科になっていた。ややこしいことだ。
葉をさわると異様なにおいがすることから臭木と名前がつけられた。ただ匂いは消えてしまうので若葉は食用にも利用され染料としてもかなり優秀だという。日本ではわざわざ栽培することはないが欧米では庭木として栽培されているそうだ。ヘクソカズラ・ハキダメギクと同様に可愛そうな名前つけられたが前種と異なり人様には役に立っている。
     
 2022年10月30日 伊豆半島 
  オリンパスTG-6 
   

トップヘ シソ科