チチブイワザクラ

   
   
 1994年5月1日 武甲山
 キャノンF-1 タムロン90ミリマクロ 
1995年5月3日 武甲山
キャノンF-1 タムロン90ミリマクロ  
     
1992年4月26日 武甲山  初撮影
  キャノンF-1 タムロン90ミリマクロ  
1992年4月26日 武甲山  初撮影
  キャノンF-1 タムロン90ミリマクロ  
  1994年5月1日 武甲山 キャノンF-1
FD 35~70ズーム
危惧種1A類 

サクラソウ科サクラソウ属イワザクラ節

分布  武甲山

花期 5月

特徴

石灰岩の岩場に自生する多年草。コイワザクラの変種またはシナノコザクラから分枝したと言われている。
コイワザクラの毛は白色で通常葉の切れ込みがチチブイワザクラより深い、シナノコザクラでは、葉の表面の毛はすぐに落ちて無毛になるのに対して、チチブイワザクラの葉の表面の毛は遅くまで残る。
(ヤマケイ・レッドデータプランツより抜粋) 


 撮影手記

サクラソウ好きな私にとって、チチブイワザクラは、どうしても見てみたい。撮影したかった。自生地は、秩父の武甲山であり、日帰りで十分行けるが、自生地へたどり着けるかは、おそらく日本に自生しているサクラソウの中でもトップクラスの難しさでもあり、時がたてば自生地そのものが石灰採取により消えてしまう。

89年、情報のないまま武甲山へ。たぶん幕岩だろうと思い、登山道を離れ、足下悪いガレ場をトラバースしながら、なんとか幕岩近くまで行く。岩肌にピンク色が・・
チチブイワザクラだ。ヤッターと叫ぶ。ただ近づけず、花期が過ぎいて花弁がきれいではなく、証拠写真に終わった。

91年Mさんと行くが、今度は咲いておらず。

92年、Mさんと再び行く。このときは、もう少し自生地に近づけないかなと思い、廃止になった旧道から登る。が、なかなか幕岩に近づけず、諦めかけたときに、新たな道を見つけて幕岩の基部へ。やっと初めてまともに撮影することができた。秩父盆地に走る秩父鉄道のSLの汽笛を聞きながら。

94年、一人で行く。このときは上部の方まで探索することができ、やっと満足のいく撮影ができた。

95年はTさん、Uさんと行く。このときは白花を見ることができた。

99年は、Uさんと行き、白花を中心に撮影。この年がチチブイワザクラの最後の撮影になった。幕岩は、その後石灰採取により消えた。
     
 1999年5月3日 武甲山 キャノンF-1 タムロン90ミリマクロ

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