危惧種1B類 サクラソウ科オカトラノオ属 分布 埼玉・静岡・佐賀・熊本・大分県 花期 5月 特徴 低湿地に生える多年草。高さは30〜80センチになる。茎は円柱形で綾がある。葉は広線形で互生し、長さ2〜4センチ。幅5〜9ミリ。先端はとがり、ふちは波うつ。基部はしだいにせまくなる。茎の先端に総状花序をのばし白い花を多数つける。花冠は5裂し裂片の先は丸い。つぼみのときから花柱が突出している。苞は線形で長さ5〜8ミリ。花柄は花時に5〜13ミリ。萼は深く5裂し、裂片は披針形で先端は鋭く尖る。花糸は葯より長い。葯は紫色。花粉も淡紫色。 左 2008年5月18日 埼玉県 キャノンEOS 40D EF50ミリマクロ |
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撮影手記 道路の新設工事にて、埼玉県において初めて自生が確認された。しかし、このまま道路工事が進めば、貴重な自生地は消滅してしまうだろう。 08年、Tさんが自生地の情報を得て、Kiさんの車に乗り、Mさん・Uさんともに行く。 トウトラノオなどいろいろ撮影後、サワトラノオ自生地の湿地についたのは、夕暮れ間近に。なのに、なかなかサワトラノオが見つからない。焦るが、なんとかTさんの推理力により、暗くなる前にみつける。あわてて撮影をした。 今回の撮影に当たり、Tさんの情報収集力ならび、自生地を探すに当たっての想像力。敬服の一言。 デジカメ一眼と銀塩一眼と、このころは両方持って撮影をしていた。上と右の写真と比べて見てほしい。 右2008年5月18日 埼玉県 キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ |