キク科トキンソウ属 分布 日本全土 花期 7~10月 特徴 庭のすみや道ばた、水田、畑に普通に生えている一年草。葉は互生し、くさび形で長さ7~20センチ、縁には粗い鋸葉がある。葉腋に小さな球形の頭花をつける。頭花は直径3〜4ミリで、筒状花だけからなる。中心部に両性花が10個ぐらいつき、まわりに雌花が多数つく。両性花の花冠は褐紫色を帯び、先は4裂する。雌花の花冠はごく小さいく、緑色の子房の方が目立つ。両性花も雌花も結実する。 撮影手記 野草撮影歴45年目にして初めてトキンソウを知った。さぞ珍しい野草で、名前が将棋のと金を連想させ、もしかしたならば絶滅危惧種かと喜んで撮影した。が帰宅後調べてみると、どこでもたくさん普通に生えている野草、名前も、と金ではなく、花を潰すと黄色の痩果が吐き出すからが由来だとか。ロマンのかけらもない。 |