タカネヤハズハハコ

   
 1984年8月2日  悪沢岳
キャノンF−1 FD100ミリマクロ
 2018年7月15日 北岳
キャノンEOS70D EF50ミリマクロ
 キク科ヤマハハコ属

分布 北海道・本州中部以北

花期 7〜8月

特徴

 高山帯の礫地や乾いた草地に生える、高さ10〜30センチの多年草。 全体に白い綿毛をかぶり、葉は白く見える。葉の基部の両側は茎に沿って下方に流れる。茎は叢生し、全体に綿毛が多い。
雌雄異株で、雄株と両性花株があり、頭花を茎頂に散房状につける。総苞は球形で白色、下部は紅褐色か紅色を帯びる。

撮影手記

84年夏、南アルプス・荒川三山・赤石岳・聖岳の縦走、夜行4泊5日の旅。まずは、名山・荒川三山の主峰「悪沢岳」へ。頂きからのパノラマに圧倒され、荒川岳小屋にかけてのお花畑に心ときめく。
とくに、ミヤマキンポウゲの一面黄色の大お花畑はすばらしかった。礫地には、地味にタカネヤハズハハコが咲いていた。
南アルプス南部の山小屋は当時は全て自炊。早めに小屋につき、同宿の人と会話を楽しみながら、ゆっくりと食事の支度に。そして、7時には睡眠に入った。まだ若き日の良き思い出だ。

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