キク科ガンクビソウ属 分布 本州・四国・九州・沖縄 花期 6~10月 特徴 やや乾いた山地や丘陵の木陰に生え、高さ25〜500センチ。茎や葉には開出毛がある。根生葉は、花のころにも残り、長さ9〜15cm、幅2.5〜3.5cmの倒披針形で、鋸歯はほとんどない。茎葉は小さく、まばらにつき、上部では線状披針形になる。枝先に緑白色の頭花を下向きに1個ずつつける。頭花は8〜1ミリの半球形で下向きにつき、基部に苞葉がある。総苞片は5列に並び、外片は内片より短く、そり返る。中片と内片は長楕円形で、先はややまるい。内片は白っぽくなって緑白色。まわりは雌花で内側に両性花がある。 撮影手記 22年、真夏の炎天下の中、汗びっしょりかきながら登る。先行く花友が サジガンクビソウが咲いているよと声かけられた。背が高く、風に揺れる地味な花は、全草は背景がうるさいと、なかなか絵になるような写真にならない。難しい被写体のひとつだ。 |