ミヤマシオガマ

     
2025年6月20日 早池峰山  キャノンEOSR7 RF35ミリマクロ  オリンパスTG-7
 ゴマノハグサ科シオガマ属

分布 北海道・本州・東北から中部

花期 6~8月

特徴

高山帯の砂礫地に生える高さ5~20センチの半寄生の多年草。茎は根際で分枝して直立し、白毛が散生する。 葉は根際にまとまってつき、葉身は長楕円形、長さ4~7センチ、幅1.5~2センチ。先は尖り、羽状全裂し、裂片はさらに羽状に深裂し、縁に少数の尖った鋸歯がある。 花は茎の上部に上向きの花を密に互生する。苞は葉状。花冠は唇形で紅紫色、長さ2~2.5センチ、上唇は舟形で先は曲がり、くちばし状に尖らず、長さ約11mm、先端の下側には2本の刺状突起があり、下唇は広く開いて1/3程度まで3裂し、長さ約9ミリ、幅約1ミリ、中央裂片は小さい。雄しべは4個、上唇内にあり、下側2個はやや長い。花柱は細長く、柱頭はやや膨らむ。

撮影手記

タカネシオガマより花期が早いせいか、休みに制約のあった米屋を営んでいるときは、撮影に行く機会はめぐまれなかった。ようやく解放され。45年ぶりに、若き頃の思い出がたくさん残る早池峰山へ。花を見ては立ち止まり。なかなか前にすすまない。ミヤマシオガマが、色鮮やかに咲いていた。

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