ヤマトグサ

     
2023年4月23日 朝霧高原  キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ   オリンパスTG−6  
     
2024年4月24日 朝霧高原  キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ   オリンパスTG−6  
アカネ科ヤマトグサ属

分布 本州・関東以西

花期  4〜5月

特徴

明治20年、牧野富太郎が日本人として初めて学名をつけた記念すべき植物として大和(日本)草と命名。山地の林内に生える多年草。茎は高さ15〜30センチ。下部はまばらに分岐し、片側に毛がある。葉は対生し、卵形で長さ1〜3センチ。雌雄同株。葉柄基部には膜質の托葉があり、1〜2個の雄花をつける。雄花は多数の雄しべが垂れ下がり、3個の萼片はそり返る。

撮影手記

09年、ある本の情報により、丹沢山系にあると知り、勇んで行く。丹沢山地は近年、ヤマヒルの活動範囲が広がり、ついに、ここの自生地にも。ヤマトグサを見つけてふれてみると、手にヤマヒルが・・・あわてて振り落とす。覚悟を決め、撮影に入った。
かってヤマトグサ科ヤマトグサ属と一科一属としてたが、近年はアカネ科に属された。
23年NHKの朝の連続ドラマ「らんまん」は植物博士牧野富太郎氏をモデルした作品であり、楽しく毎朝観ていた。その牧野氏ゆかりの花が、このヤマトグサ。ぜひ放映中に再撮影したいと思っていた。ヒルがいる丹沢はためらっていたところ、花友から富士山の麓に咲いていると聞き、一度目は株を確認し、開花しているときに尋ねて撮影することができた。
   
2009年5月3日 神奈川県丹沢 EOS40D EF50ミリマクロ  

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