ミズオオバコ

   
 2003年8月24日 渡良瀬遊水地
キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ
 2020年8月2日  東京都町田市
キャノンEOS6DU タムロン90ミリマクロ 

2003年8月24日 渡良瀬遊水地 キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ

トチカガミ科ミズオオバコ属

分布 本州・四国・九州

花期 8〜10月

特徴

葉の形がオオバコに似ることによる。水田や溝に生える一年草。葉は水中にあり、葉身は長さ10〜30センチ、幅2〜15センチの広披針形で長い柄がある。ふちは波状に縮れる。葉の間から花茎をのばし、水面に直径2〜3センチの白色または淡紅紫色を帯びた花を開く。苞鞘に波状に縮れた翼がある。

撮影手記

野生ランを主に追っていた頃、野草撮影の先輩より、低層湿地に咲く植物を優先的に撮影していた方がいいとアドバイスを受けた。当時は、深く考えなかったけれど、ミズオオバコのように、時がたつに連れ、撮影が困難になる種が多いのに気がついた。
03年に撮影したミズオオバコは渡良瀬遊水地では、工事により河川がいじられたところに咲くことが多い。工事により、土がほじくり返され土中に埋もれていた種が発芽、生長して花を咲かせたものと思われる。いずれは、優勢植物に追われてしまい姿を消してしまう。
20年、東京都町田市の休耕田で17年ぶりにミズオオバコと出会うことができた。

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