マイヅルテンナンショウ

絶滅危惧2類 

サトイモ科テンナンショウズル属

分布  秋田県・茨城県・栃木県・千葉県
     岡山県・山口県・熊本県・大分県
     鹿児島県・宮崎県

花期 5〜7月

特徴

低湿地のアシ原に林内に生える多年草。葉身のある茎は1個。葉鞘は長さ40〜80センチ。緑色で雲状紋はない。葉身は鳥足状に別れ、小葉は13〜19個。全緑、中央小葉は次の小葉より小さい。小型の株は雄株。大型の株は花序の株に雌株、上部に雄株。仏炎苞は緑色。筒部は長さ4〜10センチ、舷部は卵形で基部はややくびれる。花序の付属体は先が長くのび、仏炎苞の外を屈曲して、直立する。

撮影手記

直立する花序の付属体は目印にもなり、難しいテナンショウの中では容易に見分けられる。河川工事や改修により姿を消しつつある。撮影した場所も近くまで工事しており、いつ消滅するか、わからない。

左 1993年6月6日 茨城県 水海道市
キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
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