ホテイラン

 1984年6月10日  八ケ岳 キャノンF−1 FD100ミリマクロ
危惧種1A類

ラン科ホテイラン属

分布  本州中部の高山帯 

花期 5〜7月

特徴

亜高山帯の林内に生える。高さ6〜15センチ。葉は1個。狭卵形で2,5〜5センチ、裏面は紫色。分厚くて縦じわが目立つ。花は紅紫色。唇弁は袋状で先は2個の距になる。

撮影手記

私的には野生ランの中で最も美しいランと思う。植物写真家の富成忠夫氏は自著に「花名は七福神の布袋だが、白雪姫の7人の小人のほうがぴったりだ」と記している。(山と渓谷社 春の野草)。その文章に惹かれて、ホテイランに強く憧れた。私的には七人の小人より白雪姫そのものに見える。
初めてホテイランを見たときの感動は今でも忘れられない。84年八ヶ岳で苔むした樹の下にお姫様のように鎮座していた。
86年南アルプス。Tさん・Mさん・Kさんとシナノコザクラ・ホテイランを探しに行く。エプロンがピンク色の美しいホテイランに感激。
16年、ひさしぶりに八ヶ岳へ。白花のホテイランを見つけることができた。
19年、シナノコザクラを撮影に伊那市へ。同行したKiさんが赤と白花並んでいる株を見つけて、撮影することができた。感謝!
22年、八ヶ岳。トラキチラン撮影の際、季節変えればホテイランを見ることができると聞き、出かける。最初の一株見つけるのには苦労したけれど、数多くのホテイランを撮影することができた。
 1986年5月25日 南アルプス  キャノンF−1 FD100ミリマクロ
  2016年5月29日 八ケ岳キャノンEOS 70D EF50ミリマクロ
 2019年5月12日 長野県伊那市  キャノンEOS70D EF50ミリマクロ  オリンパスTG−4
     
   
 2022年5月29日 八ヶ岳 キャノンEOS6DU EF100ミリマクロ オリンパスTG−6

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