フガクスズムシソウ

危惧種1B類

ラン科クモキリソウ属

分布 北海道・本州・四国・九州

花期 6〜7月

特徴

冷温帯の苔むした樹木に着生する、草丈10センチ前後の着生ラン。葉は2枚つくことが多く、長さ5〜10センチでやや幅広く縁が少し縮れる。花は、線状の顎片に対し、唇弁が丸くて大きく紅紫色を帯びた半透明

左 2018年7月1日
富士山  キャノンEOS70D EF50ミリマクロ
2018年7月1日 富士山  キャノンEOS70D EF50ミリマクロ EF200ミリ
 撮影手記

フガクススムシは長年探していた、私にとってあこがれのあこがれの野生ラン。86年Tさんから撮影を誘われたことがあったが平日のため行けず。その自生地は消滅してしまい、撮影機会を逃してしまい、私にとって思いに思い焦がれた野生ランであった。

時は流れて32年後の18年、Tahさんに案内していただき、富士山の道なき道を登り、ついに念願をかなうことができた。巨木のかなり高い位置に生えているセイタカスズムシソウは、望遠レンズでも、かろうじて撮影ができた。がピントはいまいち。幸いなことに倒れ木にも自生していて、こちらは50ミリマクロレンズで撮影することができた。残念ながら、この株は盗掘されてしまった。
23年、Eさんに案内されて富士山の自生地へ。まずは買ったばかりの望遠ズームで。光線状態悪くいまいちの作品に。さらに別の場所。こちらは朽ちた樹に着生していて、50ミリマクロレンズでも楽に撮影できた。ブヨの大群に襲われ、いくつも刺されてしまったが。この場所は手軽な場所だけに盗掘が心配だ。
     
2023年7月9日 富士山  キャノンEOSR7 RF100〜400ズーム EF50ミリマクロ  
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