ボントクタデ

     
   
2021年9月20日 高尾山  オリンパスTG-6  キャノンEOS6DⅡ EF50ミリマクロ 
   タデ科イヌタデ属

分布 本州・四国・九州・沖縄

花期 4~11月

特徴

水辺や湿地に生える高さ70〜100センチの一年草。茎は直立し、分枝多く、上向きの毛がある。 葉は長楕円状披針形、鋭尖頭、基部はくさび形、長さ6~9センチ、両面に短毛があり、洋紙質、乾けば茎とともに赤褐色を帯びる。葉柄は短く、葉鞘は筒状で、その1/2の長さの縁毛がある。花は長い穂状にまばらにつき、穂の先は下垂する。花被は緑色で上部紅色、5裂し、腺点があり、長さ3ミリ。果実は3稜形、黒色または褐色、長さ2.5ミリ、光沢はない

撮影手記

ボントクとはマヌケの意味でかわいそうな名前である。が、タデ科の花はどれも一つ一つじっくり見ると愛らしい、きれいな花であり、ボントクタデもそのひとつ。秋の林道歩きは単調だけれども、ゆっくり行けばいつもは見逃してしまっている野草を観察でき新しい発見もあり楽しい。

左 2021年9月20日 高尾山  オリンパスTG-6

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