タチスミレ

   
上 1989年5月21日  茨城県小貝川  キャノンF−1 FD100ミリマクロ
 危惧種1B類 

スミレ科スミレ属ニョイスミレ類

分布  茨城県・栃木県・宮崎・鹿児島 

花期 5〜6月

特徴

本州では、利根川沿いに点々とするスミレ。河川の開発により、絶滅の危機に貧している。現に2003年、開発により群馬県唯一の自生地は絶滅した。アシ原や湿り気のある草原に生える。草丈は0.3〜1メートル。葉は長さ4〜6センチで長披針形。托葉は長さ2〜4センチと大きく鋸歯があり、葉のようにみえる。花は直径1センチほど。花弁の外側は淡紫色になり、側弁の基部は短い毛が密生する。
撮影手記

89年、利根川の支流・小貝川のある場所に撮影に行く。前年、見当違いの場所を探して見つからず、TさんとKさんの情報を元に探す。三度目にして見ることができた。背丈を超えるアシの中に咲いて見つけづらかった。

03年、渡良瀬遊水地においても撮影。どちらも大雨の場合は水没してしまう地であった。
     
上  2003年5月18日 栃木県 キャノンEOSー1 タムロン90ミリマクロ

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