カトウハコベ

絶滅危惧2類

ナデシコ科ノミノツヅリ属

分布  日高山脈・夕張岳・早池峰山 至仏山・谷川岳

花期 7〜8月

特徴

 蛇紋岩の山々に隔離分布する多年草。花は1〜3個。直径8ミリ。葉は細い卵形。幅2〜4ミリで毛がない。高さ3〜10センチ。茎の上部の節間には宿毛と腺毛がある。葉は長さ3〜10ミリ。鋭頭、無柄。花柄は長さ1〜2センチ、微腺毛を密生する。萼片は長さ3〜4ミリ、鋭頭で3脈がある。


撮影手記 1

01年、この花を目的に谷川岳へ。登坂途中、谷川岳登山1000回をめざすゼッケンをつけている人に今回も出会う。かなりの数字になっていた。ほとんど毎日谷川岳登っているのでは?高尾山のような低山ならともかく、谷川岳をだ。すごい!
また、登った日は山伏修行登山?の集団登山に重なり、にぎやかなであった。頂上の手前で西黒尾根へ。花の撮影に時間がかかったのと、樹林帯の歩きに手間取り、最終バスに間に合わず、土合駅まで歩くはめに。ビール飲むことをなぐさみに、ポトポト歩く。駅について、靴のヒモをゆるめると、足の震えはとまらなかった。

左  2001年7月29日 谷川岳
キャノンEOSー1 EF100ミリマクロ
 撮影手記 2

05年、7月下旬の至仏山。鳩待峠・至仏山・山の鼻・鳩待峠の夜行日帰り。午後二時までに帰りの予約バスの集合場所の峠まで行かなくてはならない。頂上から尾瀬ヶ原へ下る。(現在は、登りのみ、下りは禁止されている。)
 高天原で、一応だいたい撮影はしたな。よし、後は下るだけ。時間はあまりない。三脚・カメラをしまい歩き出したとたん、カトウハコベ。
再び三脚取り出して撮影。数枚シャッターを切り、尾瀬ヶ原への下りを急ぐ。気持ちは急ぐのに、足は進まず、暑くて、長く辛い下山に。
 山の鼻にたどりつき、集合時間まで後1時間10分。峠へ重い足どりをひきづりながら、なんとか集合時間までに間に合わせた。

右 2005年7月24日  至仏山
キャノンEOS−1 タムロン90ミリマクロ
 

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