マルバグミ

     
 2022年11月13日 神奈川県三崎市城ヶ島 キャノンEOS6DⅡ EF50ミリマクロ オリンパスTG-6
 グミ科グミ属

分布 本州宮城県以西・四国・九州・沖縄

花期 10~11月

特徴

海岸に生える高さ2~3メートルの常緑低木。枝はツル状に伸び、分枝は下向きに伸びる。小枝は太く、稜角があり、淡褐色や褐色の鱗状毛がある。葉は互生し、葉身は広卵形、長さ5~8センチ、幅4~6センチ。先は急に短く尖り、基部は円く、縁は波打つ。質はしなやかな革質、表面は深緑色で光沢があり、初め銀色の鱗状毛があるが次第に落ち、裏面は銀白色の光沢なる鱗状毛を密生し、淡黄褐色~褐色の鱗状毛が散生する。葉柄は長さ1~2.5センチ。花は葉腋のごく短い枝の先に1~3個垂れ下がってつき、花弁はなく萼筒は白色で広鐘形、長さ4~5mmと短く、基部は急にくびれ子房につながる。先は4裂し、裂片は萼筒とほぼ同長。萼筒の外面には銀白色の鱗片が密生し、淡赤褐色の鱗状毛が混じる。花柄は長さ5~8ミリ。 果実(偽果)は長楕円形、長さ1.5~2センチ、3~4月に紅熟し、外面に白い鱗状毛が残る。

撮影手記

22年、友人と城ヶ島を歩く。クコのそばに、見慣れない花が咲いていた。友人からマルバグミと教えていただく。グミと聞き菓子のグミを想像したけれどまったく関係はない。果実は食べられるけれど、マルバグミは渋くてておいしくないそうだ。グミの果実を小袋に入れ身に着けると厄除けの御守りになるそうだ。
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