ミツバフウロ

  フウロソウ科フウロソウ属

分布 北海道・本州・四国・九州

花期 7~10月

特徴 

山野の林床に生える高さ30~80センチの多年草。茎の基部は倒伏、上部ではよく分枝し、下向きの屈毛および短い伏毛がある。
 根出葉は花期にはないかあっても少ない。茎葉の葉身は広卵形~腎形、長さ2~8センチ、3中~深裂する。裂片は卵形、で粗い大きな数個の鋸歯があり、表面や裏面脈上に伏毛がある。托葉は膜質、離生し、三角形で長さ2~5ミリ。花は茎頂や枝先に2個ずつつき、淡紅紫色で径1~1.5センチ。花序柄と花柄には下向きの伏毛が密生する。萼片は6~8ミリ、花弁より少し短く、3脈があり、外面の脈上に伏毛がある。葯は青紫色~淡青紫色。果実(分果)は長さ1.5~2センチ、果体には開出する長毛と短毛が、嘴には細毛が密生する。

撮影手記

高尾山では、ゲンノショウコが多く、ミツバフウロは数少ない。似たような花なので、ついゲンノショウコと思い見過ごしがちである。改めてこの花を撮影したく思いつつ、後回しになりやっと20年秋に撮影出来た。

左 2020年9月27日 高尾山
キャノンEOS6DⅡ タムロン90ミリマクロ 
     
 2021年9月5日 高尾山 
キャノンEOS6DⅡ EF50ミリマクロ 
   

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