フサザクラ

     
 2022年3月27日 高尾山  キャノンEOS6DⅡ EF50ミリマクロ   オリンパスTG-6
 フサザクラ科フサザクラ属

分布 本州・四国・九州

花期 3~4月

特徴

湿気の多い谷あいや渓流沿いに生える落葉低木。高さ15メートルほどになる。葉は互生し、長さ6~12センチの広卵形。先に急に尾状にとがり、ふちに不揃いの鋸歯がある。葉に先にさきがけ紅色の花が咲く。多数の雄しべがたれさがり、雌しべも多数あり、柱頭は膨らむ。

撮影手記

早春の高尾山の沢沿いの道を歩く。沢の対岸になにかないかと沢を渡り、探す。フサザクラが倒れるように咲いていた。他の樹木とは競合の少ない傾斜地に生えるのが特徴で、たとえ沢が氾濫して、倒れても根が生き残り再生するそうだ。弱々しさの中にあるたくましい落葉低木である。

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