タカネトウウチソウ

バラ科ワレモコウ属

分布 北海道・本州 (至仏山・谷川岳・白馬岳)

花期  8〜9月

特徴

高山帯の礫地や草地に生える多年草。高さ40〜80センチ。根生葉の小葉は5〜7対、楕円形で長さ3〜5センチ。鋭鋸で葉の裏は白色。花は白く、花穂は長さ4〜10センチでの下から咲いていく。雄しべは4個、長さ5〜8ミリ。中軸に黄褐色の細毛を密生して赤褐色の毛が混じる。

撮影手記

尾瀬のタカネトウウチソウは私にとって長年の宿題の花であった。この花の咲く時期は至仏山におけるお花畑の最盛期からずれており、この花を目的として登らなくてはならず、さらに山の鼻からのきつい登り、時期的に帰路に利用する尾瀬バスツーアー(現地においては自由時間)渋滞に巻き込まれてしまうことなど、なかなか行きそびれていた。
13年、17回目の尾瀬・5回目の至仏山登山において、やっと念願を果たすことができた。株数は多く、森林限界を超えたところから頂上・その周辺において容易に見られた。
上  2013年8月4日 至仏山 キャノンEOS 50D EF50ミリマクロ

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