オオマツヨイグサ

アカバナ科マツヨイグサ属

分布  帰化植物 北アメリカ原産

特徴

元は欧州で作られた園芸品種とも言われている二年草。明治のはじめに渡来して今や全国の海辺・山辺と問わずに野生化・繁殖している。草丈0.5〜1.5センチの2年草。茎は直立し、基部の赤い剛毛が密生する。葉は互生し、狭楕円形〜披針形で、長さ5〜15センチ、幅2〜4センチ。先は尖り、縁には波状の浅い鋸歯がある。花は葉腋に1個ずつつき径6〜8センチ、花弁は4個で幅が広く、黄色で萎むと赤橙色になる。萼筒は長さ3.5〜5センチ。

撮影手記

太宰治の富岳百景で有名な「富士山は月見草がよく似合う」の月見草は、この花だとされている。その名文の花の月見草が帰化植物とは残念な思いがする。

左 2016年10月11日 富士山周辺の山
キャノンEOS70D EF50ミリマクロ

トップヘ  アカバナ科