レンゲツツジ

1989年7月2日 奥志賀高原  キャノンF−1 FD50ミリマクロ 
ツツジ科ツツジ属レンゲツツジ亜属

分布  本州・四国・九州

花期 5〜7月

特徴

丘陵から亜高山下部の草原や林縁に生える落葉低木。葉は互生し枝先に数個集まってつく、長さ5〜10センチ、幅1.5〜3センチの倒披針形。基部はしだいに細くなって葉柄に流れる。質は薄く、ふちは全緑で波打ち、内曲する剛毛がある。両面とも脈状には、まばらに剛毛が生えている。葉柄は長さ3〜7ミリ。葉の展開と同時に開花する。枝先に朱橙色の花が2〜8個集まってつく。花冠は直径5〜8センチの漏斗形、5中裂し上側の裂片には橙黄色の斑点がある。雄しべは5個。花糸は下半部に開出する短毛が密生する。雌しべは雄しべより長く、子房には長毛が密生する。花柄は長さ1.5〜3センチ、まばらに毛がある。萼片は5裂し、ふちには長い毛が生える。

撮影手記

レンゲツツジを売り物にする観光地は多い。清里高原や赤城山など。ツツジの仲間では、もっともあでやかな花であり、多くの人の目を惹かれる。奥滋賀高原でも、シラカバの林とレンゲツツジのコントラストがすばらしく、撮影意欲をかきたてた。

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