エゾノツガザクラ

1983年7月13日 大雪山 キャノンF−1 FD100マクロ
ツツジ科ツガザクラ属

分布 北海道・本州(岩木山・早池峰山・月山)

花期  7〜8月

特徴

高山帯の岩場や草地は生える高さ10〜25センチの常緑の小低木。葉は線形で長さ7〜12ミリ、幅1.5ミリ。縁に細かな鋸歯があり、葉の裏面中脈に白毛がある。花は枝先に4〜7個下向きに咲き、花冠は卵状の壺形で紅紫色、長さ8〜10ミリ。萼片は狭披針形で紫色をおび、花柄、萼に腺毛を密生する。

撮影手記

83年、重たいリュックを担いで、大雪山・トムラウシ縦走の一人山旅。若き頃の体力があったからこそ。旭岳まで登ると、エゾノツガザクラの愛嬌ある花が、つらい登りをなぐさめてくれた。山小屋を出るとほとんど人に出会わない山旅でもあった。

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