コオシンソウ

タヌキモ科ムシトリスミレ属  絶滅危惧2類  特別天然記念物

分布  群馬県・栃木県の一部の亜高山帯

花期 6月

特徴
 垂直の湿った岸壁に着生する多年草。ムシトリスミレに似るが全体的に小さい。葉は数個ロゼット状につき、長さ7〜15ミリ。楕円形で両側がやや内側にまいてさじ状になる。表面も花茎ともに腺毛が密生し、粘液を分泌して小型の虫を捕らえる。花茎はふつうに1株1本つき、長さ3〜8センチ。しばし下部で二股らわかれる。花時は下方に曲がる。葉な花茎にぶらさがるようにつき、淡紫色で長さ1センチほど。唇形で、下唇の基部は距となり、黄色を帯びる。果期には花茎が上向きにまがって岸壁に種をおしつける。

撮影手記
 この花の由来の群馬県の山の自生地は天然記念物に指定されている。が、山草業者や一部のけしからぬ心の持ち主による盗掘により激減している。絶対に栽培不可能なのだから盗らない欲しい。コウシンソウの撮影時は梅雨の中、体を濡れながら滑りやすい道を行き、せまい足場を確保しながらの撮影。

上  1984年6月24日 庚申山 キャノンF−1 FD100ミリマクロ
下  1992年6月21日 庚申山 キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ

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