カッコウソウ

   危惧種1B類

サクラソウ科サクラソウ属サクラソウ節

分布  群馬県・長野県(絶滅?)

花期 5月

特徴
 山地の林内に生える多年草。葉は長い柄があり、広円形で直径5〜12センチ。表面にしわがあり、ふちは掌状に浅く不規則に裂け、さらに細かい歯牙がある。花茎はやや太く、葉柄ともに白色の毛が密生し、高さ10〜20センチになり、5〜13個の花を1〜3輪状につける。花冠は紅紫色で、花喉部は濃紅褐色。直径2〜3センチ。筒部は長さ1,5〜2センチ。
     
  1998年5月10日 鳴神山   キャノンF−1  タムロン90ミリマクロ
   
 1983年5月5日 鳴神山 キャノンF−1 FD1000ミリマクロ   1984年5月13日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
撮影手記

群馬県の鳴神山のみしか自生していないカッコウソウ。近年盗掘により、数は激減しているという。はたして、会えるのか・・・はずれ覚悟で83年一人で行く。途中で昔は咲いていたという場所をハイカーに教えていただく。はたして、行ってみると
なんと、カッコウソウが咲いていた。うれしくて、涙が出そうだ。

以来、五月の連休の頃の鳴神山通いが数年続く。翌年84年は、Tさん・Mさんと。85年は単独。87年は、Tさん・Mさん・Kさん、それに地元のHさん。90年はMさんと行く。ただ年々杉の木が生長し、一時はカッコウソウは途切れてしまった。

98年、カッコウソウの大群落がある場所にあるという情報をもとに、Tさん・Mさんと行く。カッコウソウの群生地は坪と呼ばれ、昔は鳴神山には、多くあったそうだ。見事な群生に目を見張り撮影することができたことは、僥倖である。

23年 15年ぶりに鳴神山に行き、カッコウソウを 25年ぶりに撮影した。がこの年は異常に春の歩み早く、花はやや遅めであり満足のいく撮影はできなかった。使用していた愛機もこの間、フィルムマニアル一眼・フィルム一眼・デジタルAPS一眼レフ4台・デジタル一眼・そしてミラーレス一眼と8つも主力カメラが変わった。
     
  1984年5月13日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
1987年5月5日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
   1987年5月5日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
     
   1987年5月5日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
   1990年5月13日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
  1990年5月13日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
     
  1990年5月13日 鳴神山
キャノンF−1 FD1000ミリマクロ
  1998年5月10日 鳴神山
  キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
 1998年5月10日 鳴神山
  キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
     
 2023年5月3日 鳴神山
 キャノンEOSR7 EF50ミリマクロ
   

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