ヒダカイワザクラ

 絶滅危惧2類

サクラソウ科サクラソウ属テシオコザクラ節  

分布  アポイ岳とその周辺

花期 5〜6月

特徴

亜高山帯の蛇紋岩に生える、高さ4〜12センチの多年草。地下茎は長く這い、先に1〜3個の葉をつける。葉は円形〜腎円形、径2〜5.5センチ。基部は心形、縁は浅く掌状に7裂する。表面は無毛、縁や裏面脈上に白色の毛がある。

花は5〜12センチの花茎の先に1〜2個つき、花冠は高杯形、紅紫色で花喉部は黄色、径約2.5センチ。花色は紅紫色。直径2〜2.5センチ。根茎は木本化し長く横にはう。

撮影手記

北海道のアポイ岳は標高は低いながら特殊な地質と気候により、数多くの特産種を要する山として有名である。

そんなアポイ岳を訪れた私にとって、ご機嫌な一日になった。なんせ、途切れることなく珍しい花が次々と現れるからだ。湿った岩場にはヒダカイワザクラが張り付いて咲いていた。振り返ると、様似の海岸線が広がり一息いれた。
 
上 1984年6月2日 アポイ岳 キャノンF−1 FD100ミリマクロ

トップヘ  サクラソウ科へ