ヤツガタケタンポポ

 1984年8月2日  悪沢岳
キャノンF−1 FD50ミリマクロ
 1992年7月19日  北岳
キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ
キク科タンポポ属

分布 八ヶ岳・南アルプス

花期 7〜8月

特徴 

ミヤマタンポポと同一とする考え方もある。高山帯の礫地や草地にはえる多年草。高さ20〜25センチ。ふちに不ぞろいの鋸歯があるか、羽状に浅く切れこむ。総苞片の先に突起がない。頭花は黄色で、径3〜5センチ。総苞は長さ1.5〜1.8センチ。総苞片は反り返らず、角状突起はない。

撮影手記

 84年、南アルプス南部の山を縦走。悪沢岳を登り、荒川小屋への下りに広がるお花畑にて。目の前には赤石岳の雄志がそびえ立つ。ここのお花畑は南アルプス南部の最大のもので、ミヤマキンポウゲの大群落の中にミヤマクロユリ、それにヤツガタケタンポポを見ることができた。
のんびりと荒川小屋につくころは、空模様が怪しくなり、やがって雷雨に。この時の山行はいつも午後から雷雨にみまわれた。

92年、北岳。高山病の頭痛に悩ませながらヤツガタケタンポポを撮影した。

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