トネアザミ

 

2008年10月12日 高尾山
キャノンEOS 40D EF50ミリマクロ
 キク科アザミ属

分布 関東・中部地方

花期 9〜11月

特徴

別名タイアザミ。茎は高さ1〜2メートルになり、クモ毛または無毛。根生葉は花ときにはない。茎葉は披針状楕円形で長さ20〜30センチ。先端はとがり、全縁または欠刻状の歯牙があるか、ときに羽状中裂する。茎をだかない。頭花は枝先に点頭し、直径2.5〜3センチ。総苞片は7列。外片と中片は披針形で反り返る、または開出する。総苞は粘着しない。本種のナンブアザミに比べて、葉や総苞の棘針が太くて長く、頭花の柄が短い。

撮影手記

秋の明治の森・高尾山の尾根道にてトネアザミ・ノハラアザミ・そしてこのアズマヤマアザミのトリオのアザミは目立つ。
08年、尾根道を歩いていると中高年グループが、背の低いアズマヤマアザミを囲んでいる。リーダーらしいオバさんが「皆さん、この花が高尾山で発見されて有名なタカオヒゴタイです。珍しい花ですよ」と得意気に説明している。。周りの人は、「これがそうなのか」「花にくわしい人と一緒で良かったよ」と感嘆してデジカメで撮影している。間違いを訂正するのも、大人気ないので、心の中だけで「それはタカオヒゴタイではなくて、高尾山では普通に見られるアズマヤマアザミ。」とつぶやいた。

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