チチコグサ

キク科ハハコグサ属

分布 日本全土

花期 4〜6月

特徴

山野の道ばたや荒れた地に生える高さ15〜30センチの多年草。匐枝を出して増える。根生葉は花期にも残り、長さ2.5〜10センチの綿状針形。表面は薄く綿毛が生え、裏面は綿毛が密生して白っぽい。茎葉は線形で少ない。頭花は茎先に丸く集まり、花序の下に苞葉は放射状につく。総苞は長さ5ミリの鐘形。総苞片は暗紫褐色を帯びる。そう果の冠毛はばらばらになって落ちる。

撮影手記

目立つハハコグサに対して地味なのでチチコグサと名付けられたそうだ。チチコグサは、最近帰化植物のチチコクサモドキにおされ、都心ではあまりみかけなくなった。属は異なるが里形のウスユキソウのように個人的には思う。

左 1995年5月14日 高尾山 
キャノンF−1 タムロン90ミリマクロ

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